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シャトー・ペロス

フランス南西部に起源を持つタナ種の個性が光るワイン!

AOPマディランの最南端に位置するCh.ペロス。”石ころだらけの場所”を意味するペロスの畑はマディランで唯一といわれる完全南向きで、たっぷりと陽光を浴びたブドウから上質なワインが生まれます。ガスコーニュの名家レグルグ・ファミリーが経営を担っています。

マディランの伝統品種タナは、他にはアルゼンチンでしかほとんど栽培されていない珍しい品種。ブラックフルーツ、タバコの風味にほのかなメントールの香り漂う、骨格のしっかりした個性的なワインとなります。

ペロスではかつては”ボルドー醸造学の父”エミール・ぺイノー教授が、そして今は高名なステファン・ドゥルノンクールがコンサルタントを務めています。

女性醸造家コリーヌ・ランヨが造るワインは、はっきりとしたマディランらしさを残しつつも、いわゆる”古風な”重いタイプではなく、豊かな果実味と繊細でなめらかなタンニンが楽しめるボルドー・スタイルに仕上がっています。

【歴史】
起源: ペロスは、オー・ベアルン地方のコルベール・アベール村の元修道院の地所で、ブドウ栽培は後年始まりました。
•黄金期: 1960年代にはAOPマディランを代表するワイナリーのひとつとなり、エミール・ペイノー教授の指導のもと、品質が飛躍的に向上、国際的に高い評価を得る。
•経営難と継承: 1990年代初頭に経営難に陥り、ガスコーニュ地方でワイン醸造業と蒸留業を営むレグルグ家に継承される。
•再興への挑戦: レグルグ家はペロスを再興させ、フランス南西部の至宝として輝かせることを目指し、エコ・システム導入や「唯一無二の個性と品質を持ったワイン造り」に注力している。

【豊かなテロワール】
•地理的条件: 北緯43°、東経0°に位置し、ピレネー山脈のモレーン(堆石)を取り巻く特異な地質とマイクロクライメートを持つ。
•日照と土壌: マディランで唯一とされる真南向きの畑は太陽の恵みを最大限に受け、光合成を促進する。土壌はシルト=粘土質で、氷河が運んだ小石を含む「プゾナール」が主成分であり、ボルドー・グラーヴの砂利土壌と類似している。
•標高: 自社畑の最高地点は標高300mに達し、特に秋にかけて理想的な昼夜の気温差を生み出す。

【ブドウ品種】
•タナ: マディランの土着品種であり、ペロスの栽培面積の60%以上を占める。畑の区画ごとに合わせて台木やクローンが選択されている。
•カベルネ・フラン: フローラルでスパイシーな特徴を持ち、バランスの良い酸味とミネラルをワインにもたらす。

【チーム】
•醸造家: コリーヌ・ランヨはタナというブドウを深く理解し、ブルゴーニュの工房の樽を導入するなど、ドメーヌ改革に貢献。
•栽培家: クロード&スティーヴンは、土壌管理や剪定・刈り込み作業に高い技術を持ち、品質向上に貢献。
•オーナー: アルノー・レグルグは、ブドウ畑の整備、持続可能な栽培の導入、収穫量の厳格な管理など、テロワールの真髄を表現するため改革を主導。

【環境への配慮と取り組み】
•認証: ヴィンテージ2018より、フランスの環境認証HVEレベル3とTerra Vitisを取得。
•9つの取り組み(自然尊重&持続可能なブドウ栽培):
1.タナの重点的な栽培と区画ごとの最適化。
2.土壌導電率地図作成や定期的な土壌調査による土壌研究。
3.2017年以降、農薬による除草を終了し機械除草を実施。
4.堆肥と緑肥のみによる合理的な土壌改良。
5.芽かき作業による果房選択と枝葉の密集防止。
6.マイクロ・ヴィニフィケーション(畑ごとの個性に応じた醸造)。
7.ソフト・エクストラクションによる果実味の抽出、発酵終了後の長期浸漬による複雑味の付与。
8.厳選された樽を使用した熟成(樽香ではなくワインの味わいを引き出す目的)。
9.アレルゲンフリー、ヴィーガン対応、有機天然添加物のみ使用。

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