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ドメーヌ・ギヤマン

ガスコーニュの伝統と持続可能性に価値を置く6世代に渡るファミリー・ワイナリー。

持続可能なエネルギーを使い、環境に優しい方法で生み出されるフレッシュでアロマティック、スタイリッシュでクリーンなワイン。
2017年より、フランス環境認証HVEのレベル3に認定されています。

ドメーヌ・ギヤマンの座右の銘
「地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。」
星の王子さまの作者、サンテグジュペリの言葉1939

歴史
ドメーヌ・ギヤマンはガスコーニュ地方の丘の中腹にあるワイナリー。6世代に渡りフェレ・ファミリーにより運営されています。
ドメーヌの地所は17世紀、ゴンドラン村のウルスラ会修道院の農場だったところです。

アルマニャックを造っていた4代目オーナー、アルベールのブドウ栽培への献身的愛情は孫のドミニクに受け継がれました。
祖父同様に情熱家で、一族の輝かしい歴史を継承できることを誇りに思っていたドミニクは、年若いころからワイナリーの経営を引き継ぎ、上質な白ワインの生産に転換する決心をしました。ドミニクは既存の20haのブドウ畑を全面的に植え替えし、更に栽培面積を増やし、ワイン醸造のためのセラーを改築しました。これらの大工事には10年以上の月日を要したのです。
ドメーヌ・ギヤマンの上質な自社元詰めワインは、コート・ド・ガスコーニュIGPとして販売されています。

特別なテロワール
ブドウは石灰質の岩盤の上に積もったガスコーニュ特有の豊かな粘土質土壌の恩恵を受けています。また温暖な海洋性気候がブドウの理想的な成熟をもたらします。

ブドウ品種
もともとアルマニャック造りのために栽培されていたので白ブドウが主体となっています。
コロンバール、ユニ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、グロ・マンサン、プティ・マンサンこの5種が80%を占めています。
残りの20%はメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンで、ロゼ、赤ワインが生産されています。

近代的なワイナリー
惜しみない投資によりワイナリーには最先端技術が投入されています。
ドミニクによると、ブドウ畑での作業はワインの可能性を見出すため、ワイナリーでの作業はワインの最高の表現方法を見つけるために行われるものです。
ドミニクはテロワールに最大限の敬意を払い、ワインに与える影響を知るために、チームとともに毎日ブドウ畑の入念な見回りを欠かしません。

ブドウ畑での栽培ノウハウ
・機械による耕起
・畝間にのみ雑草を生やす
・収穫量をコントロールするため、適宜ブドウの房を剪定する。
・ブドウに最適な日光が当たるよう、余分な葉を取り除く。
・ブドウの風味を最大限に引き出すため、区画ごとに、または品種ごとにブドウの成熟具合のモニタリングを行う。

ワイナリーでの醸造ノウハウ
・ブドウのアロマを維持するため、酸素非接触で圧搾。
・無添加で廃棄物を出さないろ過。
・亜硫酸塩は最小限に抑えその他の保存料は一切使用しない。
・瓶詰め前のワインは5℃以下の低温でタンクに貯蔵。

最適な環境のセラー
・瓶詰めはドメーヌの中心部にある不活性化装置を備えた最新鋭のボトリングラインによって行われる。
・瓶詰めされたワインは、10万本を保管できる完全空調のセラーで保管される。

環境への配慮
太陽光発電でエネルギーの70%をまかなっている。持続可能な開発とは、未来を損なうことなく現在のニーズを満たすためのアプローチであり、進化のプロセスであり、ダイナミズム(原動力)です。
ドメーヌ・ギヤマンは自然との触れ合いの中で、日々の取り組みを行っています。

ギヤマンのクリーンなワイン造り
2017年、ファミリーのブドウ園がHVE認証のレベル3を取得し、新たな1歩を踏み出しました。この環境認証は、特に環境に配慮した取り組みを行っている農場を認定するもので、グルネル環境委員会Grenelle de l'environnementで明示された要求に対応しています。
レベル3は農場の環境への配慮についての卓越したレベルを認定したもので、厳格な義務が課されフランス農務省に承認された独立認証機関によって定期的にチェックされます。しかしこの認証プロセスは、ギヤマンが日々実践している優れた環境保全の取り組みを形式化したものに過ぎません。

ドメーヌ・ギヤマンの日々の取り組みは、農薬などの残留物のない "クリーン "なワイン生産に活かされています。ヴィンテージごとに、公認分析機関によって“安全で衛生的な植物生産物の残留物”が検査されています。

ブドウ畑の保護
ギヤマンは仏政府の5回以上の農薬削減キャンペーン(2025年までに農薬の使用量半減を目指すエコフィト計画など)を通じ、農薬を環境中に拡散することなくしかも使用量をほぼ50%削減することができる回収パネルと呼ばれる農薬抑制技術を導入しています。

農薬の代わりにバイオコントロール剤を使用(割合30%以上)しており、この数字は年々増え続けています。バイオコントロールとは自然のメカニズムを利用した防虫法で、従来の化学薬品による防虫&殺虫剤の代替戦略として、交配を撹乱させるフェロモン製剤を採り入れることにしたのです。

天然肥料
土壌分析と葉面診断により、肥料の必要量を定量化することができます。ブドウの新梢を粉砕し撒くことで、土壌にナチュラルな有機物をもたらします。ブドウの木に施される肥料は、100%天然(有機)由来のものです。

水資源の保護
持続可能なブドウ栽培では、雨以外の水を必要としません。ギヤマンの畑では、一切灌漑は行われていません。セラーでボトリングされた1Lのワインを生産するのに必要とされた水は1L未満でした。(2018年の醸造量に基づく)。
ワイン生産による廃棄物はすべて、自動廃水処理プラントで処理しています。

生物多様性の保全
ブドウ畑の60%は永続的な植生で覆われています。(自然の牧草地、ブドウ畑の草地、アルファルファなど)。ブドウ畑の周辺にはシカ、ウサギ又200あまりのハチの巣があります。
農地面積の15%以上が環境保護地域(森林、林、生け垣、休耕地)に分類されています。
ドメーヌでは1haのブドウ畑に対し100m近い生垣を維持しています。ブドウ畑の端に毎年新たに約50本の樹木を植え500m以上の生垣をつくっており、それは“持続可能な開発”のために課される義務の範囲を上回っています。

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