【16のワイナリー】
カステル・ドールは、2006年、エル・ペネデス、ラ・コンカ・デ・バルベーラ、プリオラート、タラゴナ、モンサンという異なるワイン生産地域にあるワイナリーが共同組合としてスタートさせた会社です。100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリーが力を合わせ、ワイン、カバ、オイルの製造、包装、流通のプロセスに関する知識を共有し、製品の品質を向上させることで世界市場でのブランドの認知度を高め、名声を獲得することを目指したのです。
16のワイナリー
Agrícola de Barbera
Agrícola de la Conca i Secció de Crèdit
Agrícola i Secció de Crèdit d’Albinyana
Agrícola i Secció de Crèdit de Bràfim
Agrícola i Secció de Crèdit de Llorenç del Penedès
Agrícola Verge de les Neus (La Nou del Gaià)
Celler Agrícola i Secció de Crèdit de Bellvei del Penedès
Celler Cooperatiu de Moja
Celler Cooperatiu i Secció de Crèdit de la Granada
Celler Cooperatiu i Secció de Crèdit de Vila-rodona
Celler de Viticultors SAT CAT 22 (Vilanova i la Geltrú)
Celler Espluga Calba
Celler Cooperatiu Arboç
Cooperativa Camp de Vinaixa, SCCL
Vinícola secció de Crèdit Sant Isidre de Nulles
La Cooperativa Agrícola de Calafell

【地元密着型&高い技術力】
ワイン製造における地元職人の技と地元の風土への敬意、個性的なワインを目指す栽培農家の努力、ワイン醸造家の高レベルな技術や知識が結びつき、最先端の設備も導入された結果、カステル・ドールはスペイン内外の市場において、ワインとカバのリーディング・カンパニーの一つに数えられるようになりました。
チャレ・ロ、マカベオ、パレリャーダ、シャルドネ、トレパット、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ウル・デ・リェブレ(=テンプラニーリョ)、ガルナッチャ・ネグラ、カリニェーナなど多岐にわたるブドウ品種を栽培。
協同組合の所有畑は約5500万kgのブドウを生産し、カステル・ドール社は約1500万本のカバと600万本のワインの醸造販売する能力があります。

【共同組合の特質&強み】
カステル・ドールのワインとカバは、グループを構成する協同組合の努力によって生み出されています。それぞれのワイナリーは100年以上に渡って地元の土地を耕し、プレミアムなカバやユニークな個性を持つワインを食卓に送り届けてきた老舗です。
協同作業と技術革新への取り組みにより、カステル・ドールのメンバーは、最先端設備、ブドウ畑とワイナリーの両方に対する精度の高い技術サービス、そして世界中に製品を流通、宣伝するための大規模ネットワークを共有しています。
これはすべて、栽培農家、技術者、醸造家、そして製造工程を監督する専門家たちが遂行している厳しい製造工程管理のおかげなのです。

2005年12月の設立以来、年率20%の急成長を遂げ、売上高は更に増加し続けています。生産量の65%以上は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの国々に輸出されています。

【2019年のデータ】
売上高:約1620万ユーロでした。
この年、タラゴナのVilarodonaにオフィスを移転。新社屋は広さ9,500m²で、1,050万本のワイン1,053パレットを収容できる地下2階建てセラーと840m²の物流倉庫を備えています。投資額は550万ユーロに達し、ワイン産業支援プロジェクトによる助成金、ローン、カステル・ドールの自己資金、その他の財源によって賄われました。

【使命】
16のワイナリーを支える栽培農家の生活向上を通して社会貢献を行っています。農業の擁護だけではなく農家が耕す土地も大切にし、環境の尊重を目指しています。
農業は守り伝えるべき財産であり、その原点を失うことなく私たちが生きる現代に適応し未来に向けて進化することのできる大切な職業です。
カステル・ドールは農法の変化や世代交代にあたって農家を支援し、技術的な改良を行う手助けをしています。
またワイン、カバ、オイルの販売促進を通して生産に関わる人々や地元の自然、栽培文化をバックアップすることを使命と考えています。カステル・ドールの哲学は”人生がもたらす小さな喜び”を大切にし皆が幸せの瞬間を味わえるようにすることです。

【持続可能性】
消費者は、社会的責任を果たす持続可能な企業を選ぶようになってきています。カステル・ドールは利益を平等かつ公正に分配することで、農家の生活や地元社会の向上に貢献し、また環境にも配慮しています。エネルギー生成や廃棄物処理にソーラーパネルを使用し、自然への影響を最小限に抑えています。


【モダニズム ～ワインのカテドラル】
カステル・ドールのセラーの多くはカタルーニャ・モダニズムを代表する建築家によって建てられた芸術作品です。ドメネク&ムンタネール(=エスプラガ・デ・フランコリ協同組合)、セサール・マルティネル(=バルベーラ・デ・ラ・コンカ協同組合&ヴィラ・ロドナ協同組合)など。 彼らはガウディの弟子だった人物です。
これらの芸術的価値の高いセラーは一般公開されており、文化・歴史遺産としてのワイン・ツーリズムも盛んに行われています。

【原産地呼称】
カステル・ドールのワインは、DOタラゴナ、DOペネデス、DOカタルーニャ、DOコンカ・デ・バルベーラ、DOカバなど様々な原産地呼称に認定され、
更にモンサンやプリオラートの企業や協同組合とも協定を結び、これらのDOワインを提供することもできます。

【認証】
カステル・ドールは、最高水準の品質を保証する食品安全マネジメントシステムSSC22000の認証を受けています。
また一部の製品は、ワイン(カバとスパークリングワイン)の製造及び/または瓶詰めについて、CCPAE(カタルーニャ有機生産協議会)認定や、スペイン・ベジタリアン連合(Unión Vegetariana Española)によるヴィーガン認証(V-Label証明書)を取得しています。

【他社との違い】
高地栽培のブドウから生まれる高品質なワイン&カバ
ブドウの68%は、エル・ペネデス、ラ・コンカ・デ・バルベーラ、タラゴナ、モンサンなどの山間部の岩場の高地畑(標高350～600m)で育てられています。岩地はミネラルを多く含み保水量が少ないため1haあたりの収穫量は少なく、ブドウは過酷な条件に晒されています。しかしそのブドウから他にはないユニークさ、力強さ、表現力を持つ香り高く濃縮された味わいの高級ワイン&カバが産み出されているのです。

【世界に認められた品質】
ブドウや地元の土地の特性に対する深い知識が高い品質を支えています。
カステル・ドールのワイン&カバは、ムンダス・ヴィニ、ブリュッセル国際コンクール、グレート・カバ50といった権威ある国際的な賞を数多く受賞しています。またカバ・カステル・ドール・ブリュット・オーガニックは、カタルーニャ州で最も栄えある賞、プレミス・ヴィナリPremis Vinari 2020(ベスト・カタルーニャ・ヤング・スパークリングワイン部門)を受賞しています。







パワーと統合
カステル・ドールは創業以来、輸出に力を入れており、現在では国際的な市場～ヨーロッパ、アジア、アメリカの38ケ国に輸出を展開し、特にUSA、カナダ、日本、ブラジル、メキシコ、ロシアに大きな市場を持っています。
実際、売上高の80%は輸出で占められています。
カステル・ドールは、2010年より米国で開催されているカタルーニャ・ワイン・プログラムの初回に参加しています。